建築家・栗田仁の公式サイト





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☆連絡先  ; 054-246-1990
☆メール ;765captain@gmail.com
☆住所  ;静岡県静岡市葵区5-11-37 (〒420-0961)


藤枝市 S邸

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画家のアトリエを内包する

吹き抜けとなった22畳大のアトリエを確保した郊外住宅.

洋画家のアトリエのある住居です。上の写真は東側の正面。光の条件が大きく変わらず、濃い影をつくることのない天空光を期待するため、アトリエは北側に配置しています。
背の高い半円筒形の向かって右側がアトリエです。

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三方を緑に囲まれる

茶道の師匠でもある画家夫人のために、茶室がつくられています

自然環境豊かな立地条件の住まいで、お弟子さんや知人をお招きしての茶会を想定し、ちいさな茶室をつくっています。間取りは、ちょっと特殊ですが、茶道の世界ではめずらしくない「本歌取り」。京都の「知る人ぞ知る」或るお茶室の写しを基本としています。
茶室の天井には、他にない特徴があります。古民家の夏障子(簾戸)を並べて、その上に蛍光灯を仕掛け「光天井」としています。

焼津市M邸

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円形の車庫が外観の印象を決定づける

ゆとりのある敷地に建つ、若い世帯用の別棟

敷地の北隣(画面の右側欄外)には、中庭(前庭)をはさんで親世帯の瓦葺平屋の日本家屋が建ち、こちらは御夫婦とお子さん3人の住まい。
子世帯の外観上の特徴は、東側(道路側)に張り出す半円形平面の2台用車庫。屋根に葺いた銅板が、時の経過とともに酸化被膜、いわゆる緑青≪ろくしょう≫を表面に纏って、いい味を出し始めています。

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上階と、吹抜けを介してつながるリビングダイニング

風が南北に抜ける十分な開口部、風の強い土地柄、冷房要らず。

リビングダイニングの場は、畳1枚分のテーブルが一本足の鉄骨で支えられ、冬はそのまま堀こたつになります。
対面式キッチンのカウンターの中にはテレビがセットされていますが、フリッパー扉を閉じると、中にテレビがあることが分からなくなる仕掛けです。

静岡市葵区南沼上 I邸

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吉方の南東に張り出す

「巽(辰巳)張り」とは吉方の南東に張り出すこと

敷地も南東の角地、菊花栽培→コンテスト出品という趣味のある御当主の園芸作業のスペースのある庭を確保しています。
建物は、2階の南東部を一部オーバーハングさせて令嬢室とバルコニーを設け、矩形の基幹部分には寄せ棟の屋根を載せています。


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容積の豊かなリビングダイニング

リビングゾーンの北側を通路兼用とし、空間の広がりを確保

さらにこのリビングダイニングのゾーンは吹き抜けとなり、天井の高さ5.4mを確保し、雄大な室内空間を形成しています。吹抜けに面する2階の開放廊下は、反対側が階段の吹抜けとなり、ブリッジのように見える部分があります。

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