建築様式学入門
建築様式がわかると、海外の旅が格段に楽しく、味わい深いものになります。
例えば、道端に転がっている石。「ただの石ころじゃん」と思って見るのと、「ビアンコ・カララだ。あのミケランジェロが彫っていた石だ」と思って見る、あるいは「石英閃緑岩だ。エジプトのピラミッドの中で“石棺”に加工された石だよ」と捉えるのとではずいぶん落差があります。
「時々電車でみかける素敵な人」も、「あの人、○○社の企画部に勤めている▲▲さん。新体操でインターハイに出たこともあるんだって。」となれば、親近感の度合いが天と地ほど違いますよね。
つまり、ほんのちょっと知識があるだけで、目にする世界が格段に広がってゆくのです。
世にある様々な建築、その形態は実に多彩で変化に富んでいます。「なんだか重々しい建物だなぁ・・」というレベルから一歩踏み出して、それぞれの建築の様式や素性がわかってくると、知らない街での滞在がもっともっと面白くなってくるのではないでしょうか。
この「建築様式学入門」では、建築様式を１つずつとりあげ、その代表的な建物とともに、様式の特徴を一般の方にも分かりやすくご紹介してまいります。
歴史的に、どのような背景があってその様式が生まれるに至ったか？という部分には、特に丁寧に解説を加えています。
さらに具体的な事例をホテル建築に求め、海外ホテル予約の最大手である㈱アップルワールド（http://appleworld.com/apl/index.html)の数万件に及ぶ膨大なホテルデータを始め幅広く集めた資料により、世界各地のホテルを素材として構成しています。
『知っておきたい建築様式学入門』
http://appleworld.com/apl/concierge/architecture/index.html
